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Netflixやアマゾンプライムで見れる「タイ洞窟救出」を描いた3作品を紹介

      2022/09/30

タイ洞窟救出

2018年、世界の注目を集めたタイ北部のタムルアン洞窟での遭難事故を描いた作品を3つ紹介しようと思います。

当時、日本でもニュースなどで報じられ大まかな内容は知っていましたが、同じ題材を扱った3作品を見ることによってニュースでは知り得なかった細部のディティールなが知ることができました。

現在(2022年9月)、Amazonプライム・ビデオとNetflixで視聴可能な3作品を紹介します。今後、配信サイトによっては視聴不可になる可能性もあります。

当時のニュース映像

BBC News Japan

当時のニュース映像をコンパクトにまとめたBBCの動画になります。この遭難事故の結末を知らない方はニュース映像を見ずに各作品を見た方が衝撃度は高まると思います。

13人の命

Thirteen Lives - Official Trailer | Prime Video

あらすじ

世界が見守った実話を基にした「13人の命」。タイのタムルアン洞窟に、土砂降りの雨による冠水のため閉じ込められてしまった少年サッカーチームの、手に汗握る救出の全貌を描く。

Amazonプライム・ビデオ

Amazonプライム・ビデオで見れる映画「13人の命」。日本語字幕、日本語吹き替えあり。

この映画は”バックドラフト”、”アポロ13”、”ダ・ヴィンチ・コード”などを手掛けたロン・ハワードが監督をつとめている。出演する俳優は、ロード・オブ・ザ・リングのアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンやコリン・ファレル、ジョエル・エドガートンなどが出演。

「13人の命」の感想

手に汗握る展開や人物描写がしっかりと丁寧に描かれていて、非常にクオリティーが高い作品だなと思いました。

この映画の元となったニュースを知っていても知らなくても、最後までイッキに見れる作品だと思います。

ケイブ・レスキュー: タイ洞窟決死の救出

『ケイブ・レスキュー: タイ洞窟決死の救出』リミテッドシリーズ オフィシャル予告編 - Netflix

あらすじ

世界でも有数の危険な洞窟に閉じ込められたタイの少年サッカーチーム。その奇跡の救出劇に着想を得た『ケイブ・レスキュー: タイ洞窟決死の救出』は、少年達の家族、タイの人々、全世界から駆け付けたボランティアが、刻々と迫るタイムリミットの中で大自然を相手に必死に戦う姿を描く。

Netflix

Netflixで見れるドラマ「ケイブ・レスキュー: タイ洞窟決死の救出」。全6話(1話60分)。この作品の監督兼製作総指揮は、日本でもヒットしたタイ映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のタイ人監督でもあるナタウット・プーンピリヤ。

「ケイブ・レスキュー: タイ洞窟決死の救出」の感想

全6話のドラマなので遭難した13人やその関係者などを丁寧に描いている作品。

主にタイ語で会話がされているのでタイのドラマを見慣れている方ならすんなり見れると思います。タイのドラマなどで見たことのある俳優も出ています。見慣れてない方でも日本語吹き替えがあります。

演出としてこのドラマだけのエピソードなのか実話を元にしたエピソードなのかは分からないのですが気になったエピソードがあります。

他の作品ではあまり描かれていない気象関係者が描かれているのですが、多少なりとも日本も関係していたことがわかるシーン。それと、劇中にタイの大ヒット曲が使われてるシーンが実際にあったエピソードなのかが気になりました。事故があった2018年と劇中で使われている楽曲がヒットした年が違うので若干の違和感。

THE CAVE ザ・ケイブ レスキューダイバー決死の18日間

シネマトゥデイ

あらすじ

2018年にタイの洞窟で起きた遭難事故とその救出劇を映画化したサバイバルドラマ。洞窟を訪れていたサッカーチームの少年たちとコーチが豪雨による増水で洞窟内に取り残される事故が発生し、地元住民や世界中から集まった洞窟潜水士らが救助に全力を尽くす。監督を務めたのは『ニンジャ・アベンジャーズ』などの製作を担当してきたトム・ウォーラー。実際に救助に参加した潜水士たちが出演している。

シネマトゥデイ

Amazonプライム・ビデオで見れる映画「THE CAVE ザ・ケイブ レスキューダイバー決死の18日間」。日本語字幕のみ。

実際の救助にあたったダイバー、排水ポンプを提供した人などが本人役で出演している作品。

「THE CAVE ザ・ケイブ レスキューダイバー決死の18日間」の感想

この映画の見どころは、救助に参加した方たちが出演していることです。リアルさが増す効果がある。その反面、演技経験のない人が演技をしているので若干のぎこちなさを感じる作品。

排水ポンプを納入する際の受け入れる側の「お役所」感は実際にそれを体験した本人だから描写できたことだと思うので本人役で出ているメリットなのかもしれないです。

最後に

事故後にニュースなどでこの遭難事故を題材にした映画化やドラマ化の話を何度か目にしました。遭難事故に関してニュースで知るくらいでしかなかったので想像以上の遭難事故だったんだと感じました。

3作品どれも誠実に作られている作品だと思います。この事故を題材にしようとこれだけの作品が作られたこともこの3作品を見れば納得です。

世界的なニュースとなった遭難事故があったタムルアン洞窟は、事故前の年間5000人程度の観光客から年間140万人へ増えたそう。

参考サイト:Wikipedia「タムルアン洞窟の遭難事故」

洞窟は身近な遊び場

なんでわざわざ洞窟に遊びに行ったのか?

子供の頃を思い出すと探検しようぜと友達と川の上流まで行った記憶が蘇りました。もし子供の頃に、自転車で行ける距離に洞窟があったら私は川の上流ではなく洞窟に行っていたかも知れません。

タイには多くの洞窟があります。事故があった洞窟があるチェンライなどのタイ北部やタイの隣国ラオスに行ったことがある旅行者なら分かると思うのですが、洞窟は旅行者にとって身近な観光スポットだったりします。

洞窟には、整備が行き届いた洞窟、ガイドと共に入るアクティビティとして楽しむ洞窟、整備や注意看板などがなく「安全の担保?なにそれ?」的な”野良の洞窟”まで様々なタイプの洞窟が数多くあります。

私はラオスのバンビエンという観光地にある野良の洞窟に一人で観光しに行ったことがありますが危険を感じて洞窟に入って1分もしないうちに洞窟を出たことがあります。

日本人にとっては馴染みのない洞窟遭難事故ですがタイなどでは身近な事故だったのかもしれません。

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