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【2025年版】タイ語学習者におすすめ!スマホにPDICタイ語辞書を入れてみた

   

「PDICタイ語」は私がタイ語学習時に一番使っている辞書データです。辞書アプリと組み合わせる事によりオフライン環境で使用できるようになります。

約5年ぶりにスマートフォン(Android)を買い替え、以前から大変お世話になっている「PDICタイ語」を新しいスマートフォンに入れようとしたのですが、すっかり導入方法を忘れていたのと、当ブログで「タイ語辞書ならこれ一択!おすすめのタイ語辞書は「PDICタイ語」」という記事を2016年にアップしたのですが、さすがに情報が古すぎて参考にならないので、2025年版の「PDICタイ語」をスマートフォン(Android)に導入する方法を紹介したいと思います。

※apkファイルでアプリをインストールするのである程度、Android端末に慣れ親しんだ方、向けになります

この記事は、Android用になります。iPhoneユーザーの方は「タイ語辞書 PDIC iPhone」などの検索キーワードで詳しく解説されているサイトがヒットすると思いますのでそちらを参考に。

PDIC辞書アプリ「aDice」とタイ語辞書データ「PDICタイ語」のフリー版(無料)の導入方法を紹介していきます。

以下、表記される「スマートフォン」、「スマホ」はAndroid端末を指します。

「PDICタイ語」とは

スクリーンショット元:PDICタイ語ダウンロードページ

「PDICタイ語」は、タイ語辞書のデジタルデータです。PDIC(Personal Dictionary)とは、辞書などの検索、辞書作成を行うためのソフトウェアです。

PDICタイ語をダウンロードできるサイト「PDICタイ語ダウンロードページ」は、HTTPS通信に対応されていませんので「保護されていない通信」となります。この辺をご理解していただきアクセスしてください。

事前に準備して「PDICタイ語」を導入

「PDICタイ語」をスマホに入れるにはいくつか準備が必要です。

スマートフォン

Android OSのバージョンに特に指定はありません。apkファイルをダウンロードしてインストールします。ちなみに私のAndroidのバージョンは15です。買い替え前のスマホのバージョンは11でした。

アプリ「Files by Google」

Google製のファイル管理アプリ。PDICのデータのzipファイルを解凍する必要があります。

アプリ「aDice」

私が長年使用しているPDIC辞書ビューワーの無料アプリ。2014年に更新が止まっているAndroid用アプリです。このアプリのapkファイルをダウンロードしてスマホにインストールします。次章で詳しく「aDice」のインストール方法を紹介します。

「aDice」の他にもAndroid用のPDIC辞書ビューワーはありますので紹介します。

アプリ「PDIC for Android」

PDIC辞書ビューワーの無料アプリ。こちらのアプリもapkファイルをダウンロードしてスマホにインストールします。PCソフト「PDIC/Unicode」の作者が作成したスマホアプリ。このアプリは作者様のサイトにてapkファイルをダウンロードできます。

アプリ「EBPocket」

電子辞書ビューアのアプリ。apkファイルをダウンロードしたくない方は、こちらのアプリをインストールして使ってみるのもいいかも知れません。私は使ったことがないので詳しくありませんが、無料版と有料版(600円)「ebpocket professional」があるみたいです。600円版だとPDICタイ語の辞書データを使用できるみたいです。

PDIC辞書アプリ「aDice」をスマホにインストール

PDIC辞書アプリ「aDice」について

「aDice」は、@jiro_aquaさんという方が作成したAndroidで動作するPDIC形式の辞書ビューアです。

「aDice」の作者さんのサイト

「aDice」のインストール導入手順

「aDice」のインストールの際の注意点

通常のアプリのようにGoogle Playからのインストールではありません。apkファイルで「aDice」をインストールします。apkファイルとは、Android端末用のアプリのインストールに必要なすべてのデータがパッケージ化されたファイルです。

インストール前に、apkファイルのダウンロードやインストールする際のリスクなどは各自ご確認をお願いします。

以前は作者の方が用意されていたダウンロードサイトがあったのですが、残念ながら現在はなくなっています。また、作者の方がgithubにて「aDice」のソースコードを公開されているので、ダウンロードサイトは使いたくないって方はソースコードをapkにしてインストールするという方法がいいかもしれません。

「aDice」のapkファイルをダウンロードする

ブラウザで「aDice apk」のキーワードで検索ヒットしたダウンロードサイトにてapkをダウンロードしてください。

「apkpure」というダウンロードサイトが信用できるかなと思います。ダウンロードサイトの広告は紛らわしいものが多いので、広告ブロック機能がついたブラウザをお持ちであればそちらのブラウザでダウンロードしてみてください。

念の為、apkをダウンロードしたあとは、過去1時間の閲覧履歴データをcookieも含めて削除しましょう。

私は「softonic」というサイトでダウンロードしました。ダウンロードした「aDice」のapkファイルはなんの問題もありませんでしたが、ダウンロードする際に、紛らわしい広告バナーが表示されたのとスマホのchromeブラウザの挙動がおかしくなったのでこのサイトはあまりおすすめできないです。

「aDice」のapkファイル、ダウンロード後

アプリ「Files by Google」を立ち上げてカテゴリの「ダウンロード」を開きます。

ダウンロードサイトによってファイルの名前が違います。「apkpure」でダウンロードした場合だと「aDice_2014.01_APKPure.apk」というファイル名だと思います。

ファイルをタップすると次のようなポップアップが表示されます。「設定」をタップ。

警告が出ます。「リスクを受け入れる」というような内容の文言にチェックを入れてOKをタップすると「aDice」がスマホにインストールされます。

権限を選択するページでは「ファイル」をオンにします。「次へ」をタップ。

これで「aDice」のインストールは終了です。

スマホの機種によってはAPKファイルのインストール後の遷移が若干違う可能性があります。辞書データにアクセスするために「デバイス内のファイルにアクセスする」この権限には必ずチェックをしてください。「aDice」インストール後のapkファイルは不要なので削除しても問題はありません。

ようこそのポップアップは「閉じる」をタップ。

スマホにPDICタイ語(無料版)をインストール

PDICタイ語には無料版と有料版があります。

無料版は語彙数1万8千語の辞書です。有料版は、タイ日・日タイで語彙数12万語で1,600円です。ちなみに私が購入した時は2,000円でした。2,000円でも安すぎるのに1,600円は破格です。

まずは無料版を試してみて気に入ったら是非有料版の購入を検討してみてください。

PDICタイ語辞書のダウンロード」ページにアクセスしページの最下部の「ZIP解凍版」の「フリー版」をタップします。

「ファイルを安全にダウンロードできません」とポップアップされます。「保存」をタップしZIPファイルをダウンロードします。

アプリ「Files by Google」のカテゴリ「ダウンロード」をタップするとフリー版のZIPファイルがあると思います。

ZIPファイルをタップして解凍します。

解凍後、ZIPファイルが不要であれば「ZIP ファイルの削除」にチェックを入れて「完了」をタップ

解凍後のファイルを「ダウンロード」に置いておきたくない方はファイルを内部ストレージ内であればファイルを移動しても問題はありません。私の場合はカテゴリ「Documents」に「新しいフォルダを追加」で「タイ語」ファルダを作成してそちらに移動させました。

「Files by Google」→「内部ストレージ」→「Documents」→上部、縦3点リーダーから「新しいフォルダを追加」→「タイ語」フォルダを作成。

これでPDICタイ語辞書データの準備は終了です。

「aDice」にPDICタイ語辞書データを追加

「aDice」を立ち上げて右上の縦3点リーダーをタップ。

「設定」をタップ。

「辞書追加」をタップ。

内部ストレージのディレクトリが表示されます。「Documents」をタップ。データを移動していない場合は「Download」ディレクトリにダウンロードした辞書データがあると思います。

「タイ語」フォルダをタップし先ほどダウンロードしたタイ語辞書データをタップするとファイルが追加されます。

ファイルはひとつずつしか追加できないのでもう一度、右上の縦3点リーダーから「設定」をタップして辞書データを追加します。

これでフリー版のPDICタイ語データが「aDice」に設定されました。

日本語で調べるとこのように、

タイ語で調べるとこのようになります。

最後に

以上がスマホにPDICタイ語辞書を導入する紹介です。

2025年現在では、スマホでいろんな方法でタイ語を調べることができるようになっています。

Google翻訳は年々精度が上がってますし、ChatGPT、Gemini、Grokなどの生成AIに分からないタイ語を聞けば用例を交えて詳しく単語を解説してくれます。アプリでも有料、無料をあわせて多くのタイ語辞書が存在します。

紙のタイ語辞書自体も「プログレッシブ タイ語辞典」や「パスポート 初級タイ語辞典」など持ち運びやすい辞書も発売されています。

今回のような面倒な作業をしてスマホにオフラインで使用できるタイ語辞書環境を作る必要性は以前ほど感じなくなっていますね。

PDICタイ語の有料版の収容見出しは57,991です。私ぐらいのタイ語中級者であれば検索してヒットしない単語のほうが珍しいです。日本ではマイナー言語のタイ語、スマホで日本語に対応した辞書でこの語彙数は魅力的で貴重です。

今回はPDICタイ語のフリー版の導入方法を紹介しましたが、気に入ったら是非、有料版を購入してみてください。

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